七尾城山 城山遠望

 一昨日の26日、佐賀県からのお客さんがありました。佐賀県吉野ヶ里町にお住いの當田さんです。

 来月福岡で開催される詩吟の大会で「九月十三夜陣中の作」を詠じられるということで、七尾城の雰囲気を体感したいとして来られました。

 七尾に来られるに先立って、メールで会に訪問の案内がありましたので、七尾城史資料館、懐古館そして七尾城跡にご案内しました。

 詩吟を吟じられるということで、やはり詩吟をされている七尾城址文化事業団の古川久次常務理事にお願いして同行いただきました。

 まず、七尾城史資料館で西川一治郎館長から七尾城のCG(コンピュータグラフィックス)を使っての七尾城の概要を説明いただきました。

 城史資料館 七尾城史資料館

 七尾城史資料館の2階では、展示されているシッケ遺跡からの出土品や通称カンジャバタから出土した金が付着した坩堝(るつぼ)の写真を見ていただき、当時の七尾の繁栄を感じていただきました。出土品は七尾城の惣構の下の城下町で発掘され、シッケとは漆器、カンジャは鍛冶屋が訛ったものとも考えられ、城下に職人の町が並んで賑わっていたのでしょうか。

 隣の懐古館では、200年を経た江戸末期の十村役「飯田家」の間取りを見ていただき、上杉謙信が七尾城で酒盛りをしている絵の前で古川常務が「九月十三夜陣中の作」を吟じられました。

 懐古館 懐古館「飯田家」

 懐古館を後に、七尾城跡に登りました。お天気も良く、本丸跡(北)駐車場からは市街地、七尾湾、能登島から能登半島までくっきりと見えていました。

 駐車場より 駐車場から

 當田さんに駐車場からの眺めを説明するとともに、調度丸跡、桜馬場跡石垣などの説明をしながら本丸跡に登りました。先立ってメールでは足元が悪い可能性があるとお知らせしていましたが、天気が続いたせいでしょう、チップ道はぬかるんではいませんでした。佐賀からは履き替え用の靴を持ってこられ、荷物の半分が靴で占められたそうで申し訳ないことをしました。桜馬場跡石垣の前の案内看板にある「九月十三夜」の説明もさせていただきました。

 石垣についてもわかる範囲でお話ししましたが、本丸跡石垣については、修復方法がどのような考えでなされたかをはっきり伝えることはできませんでした。

 調度丸跡 調度丸跡

 看板 案内看板

 本丸跡階段 本丸跡階段

 本丸跡で當田さんは「九月十三夜」を吟じられ、「屋外で吟じるのは良いですね」とおっしゃっていました。古川常務理事も當田さんの詩吟の後、「七尾城懐古」を吟じられ、やはり「気持ちいですね。」とおっしゃっていました。無粋な者として、屋外と屋内で吟じられるのがどのようなものなのか、わからないことが残念です。

 本丸跡 本丸跡

 九月十三夜 「九月十三夜陣中の作」を吟ず。

 七尾城懐古 「七尾城懐古」を吟ず。

 本丸跡を後にして、桜馬場跡を抜け、九尺石、二の丸跡まで足を延ばしました。途中で、国分秀二事務局長から一輪草が咲き始めたと教わっていましたので見てみると、咲き誇っていました。いよいよ七尾城跡にも春がやってきています。

 一輪草 一輪草

 當田さんはその日七尾に泊まられ、、七尾に来られた時と同じように、七尾から大阪まで電車で、大阪から夜行バスで九州に帰られました。

 今年の「七尾城まつり」(第75回)は9月第三日曜日の18日に行われますが、同時に「第21回九月十三夜陣中の作全国詩吟大会」が七尾サンライフプラザ大ホールで開催されます。當田さんも来ていただけるでしょうか。とりあえずお誘いしておきました。